β | J₀(β) | J₁(β) | J₂(β) | J₃(β) | J₄(β) |
---|---|---|---|---|---|
0.5 | 0.938 | 0.242 | 0.031 | 0.003 | 0.000 |
1.0 | 0.765 | 0.440 | 0.115 | 0.020 | 0.002 |
2.0 | 0.224 | 0.577 | 0.353 | 0.129 | 0.034 |
2.4 | 0.003 | 0.520 | 0.431 | 0.198 | 0.066 |
5.0 | -0.178 | -0.328 | 0.047 | 0.365 | 0.391 |
搬送波周波数 fc = 100 MHz、変調信号周波数 fm = 15 kHz、変調指数 β = 1.0 のFM信号について:
1. 主要なスペクトル成分:
2. スペクトル概形:
3. 必要帯域幅:
FM信号において搬送波成分が最小(ほぼゼロ)になる変調指数βを求め、その時のスペクトル分布を説明せよ。
搬送波成分がゼロになる条件:
J₀(β) ≈ 0 となる変調指数は β ≈ 2.4 です。
β = 2.4 のスペクトル分布:
以下の2つのFM信号を比較せよ:
1. 変調指数:
2. 判定:
3. 必要帯域幅:
2つの正弦波で同時に変調されるFM信号を考える:
1. 各変調指数:
2. 総合的な必要帯域幅:
複数変調信号の場合、各信号による偏移は加算される:
音声信号(300 Hz ~ 3.4 kHz)で変調されるFM送信機について:
1. 最大変調指数:
変調指数は低い周波数で最大になります:
2. 必要な占有帯域幅:
3. チャネル間隔適合性:
2値FSK(Frequency Shift Keying)システムについて:
1. 変調指数:
2. 必要帯域幅:
3. システムの特徴:
日本のFMラジオ放送について:
1. 最大変調指数:
2. 占有帯域幅:
3. 設計が可能な理由:
新しい無線通信システムを設計する。以下の要求仕様を満たすFMシステムのパラメータを決定せよ:
1. 最大周波数偏移の決定:
隣接チャネル干渉を避けるため、占有帯域幅 ≤ チャネル間隔
2. 変調指数の範囲:
3. システム特性評価:
項目 | 値 | 評価 |
---|---|---|
占有帯域幅 | 22 kHz | ✓ チャネル間隔内 |
変調指数 | 2.67-26.67 | ✓ 広帯域FM |
S/N改善 | 約12 dB | ✓ 要求満足 |
スペクトル効率 | 低い | △ 音質優先 |