デジベル(dB)の九九暗記法

0dB～10dBまでの倍率を一発暗記！理工系・通信・音響・電気で使える基礎知識

【dB暗記法まとめ】

3dB＝2倍、10dB＝10倍だけ覚える！
他の値は「3dBや10dBの組み合わせ・分割」で近似できる
例：6dB＝3dB×2回＝4倍、9dB＝3dB×3回＝8倍
1dBや2dBは「3dBの1/3、2/3」として暗算
電卓なしでも「3dBごとに2倍」「10dBごとに10倍」でスケール感をつかむ

→ まずは3dBと10dBだけ暗記、あとは組み合わせでOK！

【dB九九イメージ】

dB	倍率	式	覚え方
0dB	1倍	2⁰	基準
1dB	約1.26倍	2^1/3	3dBの1/3
2dB	約1.6倍	2^2/3	3dBの2/3
3dB	2倍	2¹	暗記！
4dB	約2.5倍	2×1.26	3dB+1dB
5dB	約3.2倍	2×1.6	3dB+2dB
6dB	4倍	2²	3dB×2回
7dB	約5倍	4×1.26	6dB+1dB
8dB	約6.4倍	4×1.6	6dB+2dB
9dB	8倍	2³	3dB×3回
10dB	10倍	10¹	暗記！

※3dBごとに2倍、10dBで10倍。1dBごとの増え方は「3dBの1/3ずつ」と覚えると便利！

0dB～10dBの代表値と倍率（3dB・10dB暗記から近似導出！）

dB値	倍率（おおよそ）	暗記・近似導出
0dB	1倍	基準
1dB	約1.26倍	3dBの1/3乗（2の1/3乗）
2dB	約1.6倍	3dBの2/3乗（2の2/3乗）
3dB	2倍	暗記！
4dB	約2.5倍	3dB+1dB（2×1.26）
5dB	約3.2倍	3dB+2dB（2×1.6）
6dB	4倍	3dB×2回（2×2）
7dB	約5倍	6dB+1dB（4×1.26）
8dB	約6.4倍	6dB+2dB（4×1.6）
9dB	約8倍	3dB×3回（2×2×2）
10dB	10倍	暗記！

※3dB（2倍）・10dB（10倍）だけ暗記。他は「3dB/10dBの組み合わせ」で近似暗算！

【dB九九の使い方】

3dBごとに「2倍」ずつ増えるので、3dB・6dB・9dBは2倍・4倍・8倍と覚える。
1dBごとの増え方は「3dBの1/3ずつ」なので、1dB＝約1.26倍、2dB＝約1.6倍。
10dBは「10倍」なので、10dBごとに桁が1つ増えるイメージ。
減衰（マイナスdB）は逆数で考える（-3dB＝1/2倍、-6dB＝1/4倍など）。

→ 3dB・10dBを基準に、1dBごとの増え方を「九九表」感覚で覚えよう！

3dBごとに2倍、10dBで10倍になるイメージ

減衰（マイナスdB）の目安

-3dB：1/2倍（半分になる）
-6dB：1/4倍（さらに半分）
-10dB：1/10倍（10分の1になる）

※マイナスdBは「減衰（小さくなる）」の目安。覚えるのは正のdBだけでOK！

Q&Aで復習！

Q: 3dBは何倍？
A: 2倍
Q: 6dBは何倍？
A: 4倍（2倍×2倍）
Q: 10dBは何倍？
A: 10倍
Q: -3dBは？
A: 1/2倍（半分）
Q: -10dBは？
A: 1/10倍

実用例

音響：スピーカーの音量調整（3dB上げると2倍の音圧）
通信：アンテナ利得や雑音指数の計算
電気：電力・電圧比の計算

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