情報理論 第15回まとめ・補足

1. パリティ検査符号

情報ブロックにパリティビットを付加し、偶数/奇数パリティで誤り検出を行う。
偶数パリティ: 1の数が偶数になるようにパリティビットを付加
奇数パリティ: 1の数が奇数になるようにパリティビットを付加

2. 偶数パリティ検査符号の例

通信路で誤りが発生した場合、パリティ検査で誤りを検出できる。
奇数個の誤りなら検出可能。

3. 垂直・水平パリティ検査符号

水平パリティ:各行ごとにパリティビットを付加
垂直パリティ:各列ごとにパリティビットを付加
両方使うことで誤り位置の特定・訂正も可能。

4. 情報理論の目的

情報を正しく・早く伝えるために、圧縮・誤り検出・訂正技術を用いる。

5. 符号理論の応用

ハミング符号、算術符号、ランレングス符号、ZL符号などの情報源符号化。
線形符号、巡回符号、畳み込み符号などの通信路符号化。

6. 暗号系の基礎

秘密鍵暗号: 暗号化鍵と復号化鍵が同じ。DESなど。
公開鍵暗号: 暗号化鍵と復号化鍵が異なる。RSAなど。 換字暗号: 文字を別の文字に置き換える。
転字暗号: 文字列の位置を入れ替える。

7. 線形符号・巡回符号・ハミング符号

生成行列・検査行列を使い、誤り検出・訂正を行う。
シンドローム計算で誤り位置を特定。

8. 巡回ハミング符号の構成法

生成多項式を使い、符号多項式の演算で誤り検出・訂正が可能。

9. 情報理論のまとめ

情報理論・符号理論はデータ圧縮・暗号化・通信の基礎。
興味があれば独習をおすすめします。

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